野沢温泉 13それぞれの外湯と湯巡りの方法を解説【便利グッズも紹介】

野沢温泉に行く予定だけど、外湯が多すぎてどこに入ればいいかわからない。
大体どのくらいの外湯を制覇できるかな?
湯巡りってどうやればいいの?

そんなお悩みを抱える方のために、野沢温泉13の外湯と、それぞれの特徴を紹介。
筆者の所感も交えて解説するので、ぜひご覧ください。

目次

【それぞれ解説】13の外湯をご紹介

野沢温泉の外湯について

野沢温泉にある13の外湯は、早朝から夜まで入浴することができます。
24時間営業ではないので、夜中は入ることができません。

時期によって営業時間が若干異なるので、事前に確認することをオススメします。
時間は、宿で聞いたり、各外湯の入口の案内を見ることで把握できます。

また、野沢温泉の外湯は地域住民の方が毎日利用される共同場所です。
お互いが気持ちよく利用できるよう、エチケットを守って入浴するようにしましょう。

なお、宿泊客は無料で入ることができます。
宿泊されない場合は、各外湯の入口にあるお賽銭箱に、お気持ちをお納めします。

それでは、各外湯の紹介です。

大湯(おおゆ)

野沢温泉のシンボルと言われており、温泉中の中心にあります。
シンボルと言われているところだけあって、いつも観光客で賑わっています。
お子様連れも多いイメージ。

泉質:単純硫黄泉
効果的:胃腸病・リウマチ・婦人病・中風など

河原湯(かわはらゆ)

中心地から少し降りたところにあります。
アクセス良好なこともあり、こちらも賑わいは多い方。
目の前にヤマザキYショップがあるので、湯上りにジュースなんか飲んだら最高です。

泉質:含石膏-食塩・硫黄泉泉質は単純硫黄泉
効果的:胃腸病・リウマチ・婦人病・中風など

秋葉の湯(あきはのゆ)

少し中心地から外れ、坂道を登ったところにあります。
近くに住んでいる地元の方と一緒になることが多いです。

泉質:含芒硝-石膏・硫黄泉
効果的:源泉の麻釜とほぼ同じ

麻釜の湯(あさがまのゆ)

麻釜通りにあります。
割と熱め、かつあまり人がいないので、湯温が下がっていないことが多いです。
運がいいと貸切になるので、誰にも気を遣わずまったりしたい方はおすすめ。

泉質:含芒硝-石膏・硫黄泉
効果的:痔核、糖尿病・リウマチ・中風・神経痛など

上寺湯(かみてらゆ)

真湯から坂を下ったところにあります。
なぜかいつも人が少ない早朝に入ってしまうためか、熱いイメージ。

泉質:含石膏-食塩・硫黄泉
効果的:切傷、火傷、おできあと、痔核、糖尿病など

熊の手洗湯(くまのてあらゆ)

上寺湯をさらに下ったところにあります。
熊が発見したという言い伝えがある、古い歴史のある湯だそう。
外れにある割に人気で、観光客と地元の方で賑わい多い外湯です。
個人的にはここが一番好きです。

泉質:含石膏-食塩・硫黄泉
効果的:火傷・切傷など

松葉の湯(まつばのゆ)

大湯通りから少し坂を上がったところにあります。
私は大湯通りで開催される朝市を見がてら、朝風呂に入ることが多いです。
人は割と多くないイメージで、運よく人が少ないタイミングには貸切になることもあります。

泉質:含石膏-食塩・硫黄泉
効果的:麻釜とほぼ同じ

中尾の湯(なかおのゆ)

野沢温泉で一番大きい外湯です。
立派な大きな建物と広い浴槽は開放感たっぷりです。
かなり外れにあるので人が多い方ではないですが、地元の方と一緒になることが多いです。

泉質:含石膏-食塩・硫黄泉
効果的:皮膚病・リュウマチ・婦人病・鉛・水銀中毒など

新田の湯(しんでんのゆ)

中心地から中尾の湯へ行くまでの間にある小道を下るとある外湯。
少し前に建て替えされてとても綺麗です。
こちらも人が少ないので、運が良ければ貸切に。

泉質:含芒硝-石膏・硫黄泉
効果的:源泉の麻釜と同じく痔核、糖尿病、リウマチなど

真湯(しんゆ)

少し中心地から外れたところにあります。
少し緑がかった湯色の時もあれば、白みがかった湯色の時もあったりと、色が行く時々で違う印象です。
人は少なめです。熱いです。

泉質:含芒硝-石膏・硫黄泉
効果的:源泉の麻釜と同じく痔核、糖尿病、リウマチなど

滝の湯(たきのゆ)

めちゃくちゃ坂を登った場所にあるのですが、いつも誰かはいるイメージです。
個人的に、肌がすべすべになる気がします。
熱いです。

泉質:含石膏-食塩・硫黄泉
効果的:重病後の回復期など

横落の湯(よこちのゆ)

中心地から下った交差点のそばにあります。
こちらも人は少ない印象。

泉質:含石膏-食塩・硫黄泉
効果的:麻釜とほぼ同じ

十王堂の湯(じゅうおうどうのゆ)

大湯通りをまっすぐ歩いていると現れます。
雰囲気は昔ながらの銭湯みたいな感じ。
でもしっかり温泉です。
割と広め。

泉質:含石膏-食塩・硫黄泉
効果的:大湯とほぼ同じ

【超個人的】おすすめの外湯3選

①大湯
②熊の手洗湯
③中尾の湯
番外編:ミニ温泉広場「湯らり」

①大湯

温泉街の中心にある外湯です。
この大湯が野沢温泉のシンボルだ、と公式情報にも載っていますので、入らないわけにはいかないでしょう。
いつも誰かは入っているイメージです。

中に入ると浴槽が二つに分かれており、それぞれ「ぬる湯」と「あつ湯」となっています。
「あつ湯」はかなり熱いですよ!
お子様は「ぬる湯」、お母さんやおばあちゃんは「あつ湯」てな感じで、温度調整ができるのも魅力的。

②熊の手洗湯

こちらも人気の外湯。
個人的な感想ですが、肌の調子が良くなるような気がします。
他の外湯と比べると、少しぬるめなので、根性なしの私には嬉しい外湯です。
こちらも「ぬる湯」と「あつ湯」、浴槽が二つに分かれています。

③中尾の湯

浴槽が広いので、近い距離に人間がいるのが苦手な方におすすめです。
また、グループや家族での旅行で人数が多い時にもいいですね。
こちらも「ぬる湯」と「あつ湯」、浴槽が二つに分かれています。

番外編:ミニ温泉広場「湯らり」

外湯ではないので番外編に入れました。
「麻釜」の源泉の近くにある足湯広場です。
高台にあるので、景色を見下ろしながらまったり足湯に浸かることができますよ。

広場には温泉卵を作れるスペースもありますので、足湯の間に卵をインしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、卵は近くの売店で購入できます。

温泉街の散策や、湯巡りの合間に一休みしたければここ。

【便利アイテムも】湯巡りの具体的な方法

私が初めて野沢温泉に行った時、こんな無料の外湯を巡るなんてしたことがなかったので、どうやって入浴すればいいか結構不安でした。
しかも、現地の方との共同浴場ということで、迷惑ではないかな、と心配したものです。

そこで、我流ではありますが、具体的な湯巡りの方法を解説していきます。
湯巡りの際の服装や、あると便利なアイテムなどもご紹介します。
これで現地の方に怒られたり、トラブルになったことは一度もありませんので、ご安心ください。

湯巡りの方法

できればまず内湯に入る

野沢温泉の外湯には、銭湯のようなシャワーや洗い場はありません。
もちろん、浴槽の周りに身体や髪を洗うためのスペースはあるのですが、シャワーがないので浴槽から桶でお湯をすくい、それで流す感じです。
普段からシャワーに慣れている方は面倒だと思うので、チェックインした宿で軽く体を洗ってから出るとラクかと思います。
ちなみに私は、自宅で体を洗ってから野沢温泉へ出発します。

湯巡りしやすい服に着替える

何箇所も外湯を回る=何度も服を脱ぎ着する、ということ。
これがちょっと面倒なのです。
なので、できるだけ着替え工程の少ない服に着替えましょう。
もちろん、宿にある浴衣でもいいと思います。

私は、カップ付きワンピース&ショーツで、2つ脱いだら温泉に入れるスタイルです。
男性ならインナー付き水着&Tシャツで、2つ脱いだら温泉に入れるスタイルの完成です。
水着はピチピチしたいかにもなものではなく、半ズボンに見えるようなタイプを選んでくださいね。

サンダルや下駄でいざ出陣

別に靴下はいて、そのあと靴でもいいのですが、靴下を脱いだり履いたりするのが面倒だと思うので、私は圧倒的に素足でいける履物をおすすめします。
宿で借りられる下駄や草履なんかもいいでしょう。

お目当の外湯に訪問

外湯に着いたら、ドアから中に入ります。
男湯と女湯の入口が分かれていますので、くれぐれもお間違いのないよう。
この外湯は、観光客だけでなく、村の方が日常で使う共同浴場です。
先にどなたかいらっしゃったら、挨拶をしましょうね。
ちなみに、下駄入れがある外湯の場合、靴は入口に放置ではなくちゃんと下駄入れにしまいましょう。

脱衣所で服を脱いだらかけ湯

脱衣所には、荷物や着替えを置く棚があります。
そちらを利用させていただき、服を脱いだら洗い場へ。
まずかけ湯をしっかりしましょうね。

野沢温泉の外湯は熱いことが多いので、まず初めは少量を心臓から遠い場所からそっとかけてみてください。
くれぐれも、ザバーっといかないことをおすすめします。
周りの方にも迷惑ですし、何よりご自身が熱い(痛い?)思いをされますので。

入浴

かけ湯をしたら、ゆっくり浴槽へ入ります。
熱いので気をつけて。
気の済むまで温泉を堪能したら上がります。
のぼせないように気をつけてくださいね。

体を拭いてから脱衣所へ、着替えて退出

体がベタベタのまま脱衣所に上がってはいけません!
これは野沢温泉に限らず、銭湯なんかでもそうですよね。
皆が気持ちよく利用できるよう配慮は忘れずにいましょう。
体を拭いて脱衣所へ上がったら、服を着て外に出ましょう。

あると便利なアイテム

セームタオル【何度拭いても快適】

別の記事でも紹介したのですが、もうこれは個人的に絶対必須アイテムです。
車を拭いたりする時なんかに使うやつの、体拭くバージョンです。
あの、乾いたらカピカピになる素材のやつです。

湯巡りするにあたり、何度も体を拭くのでタオルの吸水性は大事。
このセームタオルなら、どれだけベチャベチャになったって絞ったら吸水性が復活します。

カピカピになるのに、体を拭いたら痛くないか?
答えはNO!
濡れたら柔らかくなるので、ガシガシ感なしで拭けます。

ちなみに私は、毎回お湯から上がる時に、洗い場でこのタオルをゆすいでいます。
理由は簡単。何度も同じタオルを使うのが気持ち悪いから。
このセームタオルは、使ってもらえば分かるんですが、どれだけベタベタにしようと、絞れば吸水性が大復活を遂げるのです。
個人的にはマストアイテムなので、用意されることをオススメします。

貴重品を持ち歩くミニバッグ

普段から持ち物が少ない方は大丈夫かもしれませんが、湯巡りするのに大きなカバンは邪魔です。
お財布と携帯、その他貴重品だけを持ち歩ける小さめバッグはあるといいでしょう。

私はこちらのバッグを持って行きます。
中のポケットが何箇所もあり、中でものがごちゃごちゃならないので気に入っています。
また、スマホを入れたまま利用できるよう背面のポケットはクリアになっているので、いちいちスマホを取り出す必要がないのがとても便利。

肌の乾燥を防ぐアイテム

私は若干脂性肌よりなので、基本的に温泉に入った後は、特別な保湿はせず湯巡りすることが多いです。
ただ、湯巡りした後カフェに入ったりで、次の温泉まで少し時間が開いてしまう場合、やはり乾燥が気になるところ。
そこで、ミニサイズのオールインワンゲルをミニバッグに忍ばせます。
頻繁には使わないですが、あると安心感がありますよ。

私が普段使いしている商品のミニサイズがあったので、参考までにご紹介します。
シーラボさんの中では人気の商品だと思うのですが、私もビタミンをスキンケアに取り入れたいので使っています。

防寒アイテム

私は毎年9月か10月に野沢温泉へ訪れます。
昼間は日が射すので、半袖でも十分なのですが、やはり夜は冷えます。
特に私は身体が冷えやすいので、防寒アイテムは必須となります。

私の場合ですが、モコモコしたカーディガンと、裏起毛タイツを持参して行きます。
夜、宿ではなく外で食事される方はあった方がいいでしょう。

湯巡りを効率よく楽しむために、事前にアイテムを準備しましょう。

いかがでしたでしょうか。
楽しい野沢温泉湯巡りをお楽しみください。

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